こんにちは 草間です。
先日は関西で大きな地震が有りました。
ここ埼玉では全く揺れなかったのですが、お亡くなりになった方もおられますし被災された方々も多く心が痛みます。
遅くなりましたが、改めましてお悔みとお見舞いを申し上げます。
ブロック塀の問題などは身近にある脅威ですし、建築に携わる者として注意深く捉える必要が有るなと感じています。
現場の進捗状況としましては梅雨時らしいお天気が続いて外部の工事が遅延気味です
内部工事の方も鋭意進めておりますが、下地の細かい収まりや段取り・加工などが多くこちらも遅延気味です・・・
とりあえずベストは尽くしていますので・・・・ご理解頂けますと幸いです。
先日ご紹介させて頂いた勾配天井の続きを。
まずは前回までの状態↓
木下地を組んで
断熱材を入れて有りました。
その後↓
石膏ボードを貼りまして・・・
杉の羽目板を貼りました。
今回は12ミリ厚の羽目板です。
赤と白のコントラストが良いバランスで入り混じっています。
そのあとにオスモのエキストラクリアーを羽目板に塗っていきます
この塗料は保護皮膜は強くありませんが浸透性に優れたタイプで汚れ防止や経年変化を抑えてくれる効果が有ります。
今回用意した羽目板はモルダー仕上という状態のもので、わかり易く言うと紙やすりで仕上げた状態です。
そのため、表面が若干粉っぽいというか白っぽくなっています。
そこでこの材料を塗布する事でもう少し濃く目を浮き立たせつつ材料を保護しようという目論見です。
塗布後↓
想定通りに木目が映えていい感じです
ハイサイドライトへ繋がる部分も計算通りピッタリと収まりました。
これらの施工画像は塗布した直後の物なのですが、数日たった現在では材料への含浸と油分の乾燥が進み幾分穏やかな表情へと変化しています。
あまり木目が主張し過ぎてもちょっと個性が出過ぎてしまうかなと心配していたのですが、結果的には良い塩梅に落ち着いてくれそうです。
その他、階段材の仕入れなど。
当初コスト重視の御提案からプレカット階段での御提案だったのですが、トータルバランスを考え桧の無垢材で階段板を作成する事になりました。
10枚程仕入れたので2件分プラスアルファ分かと思います。
素材の状態や木目などを見極めつつ木取りをしたいと思います。
仕上がりを想像しながら加工する段階が作業者特権の楽しい時間なんですよね
こちらは明日から作業場での加工に入ります。
私事ですが若干オーバーワーク気味でして天候不順と相まって心身ともにモヤモヤしています。
次の新築工事の現場も基礎配筋の検査も終わりコンクリート打設の段階になりました。
この時期は職方皆が天候に翻弄されて自分都合で動こうとするので、それをどう取りまとめるかが悩みどころになって来ます。
最終的にはどんなにバッチリ予定立てても雨が降ったらそれまでなんですが、ベストを尽くして天命を待つ他有りません。
こんな時こそ体調に気を付けつつ怪我などしない様に心掛けなくてはと思っています。
「急がば回れ」
回り道する時間も無いのですが・・・そんな気持ちで取り組みたいと思います。
皆様も風邪などにお気を付けください。
では