おはようございます
草間です。
年明けのご挨拶からあっという間に2月も下旬になってしまいました。
今年は年明けにインフルエンザになってしまい、いきなり予定が狂ってしまってから上手く歯車がかみ合いません。
準備万端整えて臨んだつもりの2019年でしたが、相変わらず作業が思ったように捗らずご迷惑をお掛けしています
という訳で、年明けはお待たせしていた足立区西新井でレザージャケットファクトリーのERECTRIC LETHER STUDIO様のアトリエ兼ショップを作っています。
ちなみに作られているレザージャケットはこちら↓
オリジナルのデザインは勿論ですが、素材のチョイスから裁断・縫製も全て代表の近藤さんが手がけていらっしゃいます。
70’sのアメリカンブランドをモチーフとしつつも繊細な技術とセンスが光るレザージャケットを製作されています。
それぞれのデザインを基に必要に応じて着丈や袖丈は勿論、身幅も調整して製作して貰えるので体にフィットする感覚は格別だと思います。
工事が完了後は店頭販売も始められるそうですので興味のある方は是非御検討下さい。
今までは自宅の一室で作業をされていましたが、今回駐車スペースの一部を造作して新たな空間を製作するプロジェクトです。
下記に作業の様子をご紹介します。
まずは既存部分を一部解体。
解体が終わり配線関係の移設について検討。
造作部分に必要なコンセントや照明用電源のご要望と併せて将来的な展望も踏まえて配線の計画をします。
配線経路も変えなくてはいけない為、一時的に電気を止めて配線の繋ぎ替えをしました。
その後間仕切壁の設置。
足立区のハザードマップによると大規模洪水が発生すると浸水の可能性が有るエリアとの事で、華奢では有りますが基礎を設けて床を30センチ弱嵩上げします。
前面道路からの高さやお客さまの出入りのし易さ、安心を見ておきたい寸法と実用的な寸法とのすり合わせをして妥協位置を見極めます。
開口部の意匠の確認や御提案などなど。
図面で検討というよりも現場で実寸を基に検討して頂きながら決定します。
せっかく見て感じる事が出来る環境に有る訳なので、机上の検討ではなく現場での検討が一番ですよね。
次に床の下地組&断熱材敷設。
冬場の足元からの冷え対策と冷暖房の効率化の為にしっかりと断熱対策をしておきます。
コストとしてはそうたいそうなボリュームでは有りません。
何もしなければそれなりにこんなものかなぁという所では有りますが、手を抜かず出来る事は無理のない範囲で実施していく事で長く気持ち良く使って頂ける良い物になるのではないかと考えています。
床の断熱材が入れ終わりました。
まずは1層目の床、ラワン合板を貼っていきます。
その後仕上げのパイン材20ミリ厚フローリングを貼って完了。
この後お客様によるセルフ塗装工事をして頂いた後に養生をしました。
塗装後の完成形は次の御報告の機会にご紹介させて頂きます。
今回、壁の開口部・いわゆる窓部分にお客様の拘りポイントが有りまして、木製枠に木製建具の構成で仕上げる事になりました。
枠材はレッドシダーとパイン材。
2x8材を作業場で加工して現場に持ち込み、取付をしました。
道路側の開口部
画像だとわかりにくいですが中央部分がガラスFIX、両サイドに横辷りだし窓を上下2本計4本の木製建具が付きます。
テラス側
12か所の格子部分はガラスFIX、大きな開口はドアになります。
こちらも木製建具です。
ここは枠の組成意匠を可能な限りスマートに見せたかったので色工夫してみました。
結果的に4本必要な縦枠のすべてが違う形状・・・(笑)
内側と外側では見え方も違いますし、雨仕舞や建具屋さんの仕事も考慮してベストな寸法と形状を考慮しています。
加工の手間も多かったですが思う形になってひと安心です。
ちなみに作業場でもたくさんのゴミが発生しましたよ。
これを片付けるところまでが作業です
その後、壁の中にも断熱材(85ミリ厚14K)を充填。
ペンキ仕上の為の下地である石膏ボードとその他部位にはパイン材の羽目板を貼りました。
天井部分は鉄骨の構造をそのまま見せる意匠です。
梁は赤の錆止め塗装、デッキは亜鉛メッキでしたが、艶消しの黒とオフホワイトに塗装しました。
今後のスケジュールとしては外部の壁工事とお客様によるセルフ工事(塗装工事全般)などです。
その後に電気工事の仕上げと私の什器製作で作業が完了する見込みとなっています。
年明けにお伺いしますとお話して伺えていないお客様もいらっしゃる状況でして、非常に気掛かりです・・・。
時間が出来たらで大丈夫と言って頂いてついつい甘えてしまっています。
申し訳ありません。
また作業が進んだらご報告させて頂きます。
ブログの更新が間が空いてしまい恐縮では有りますが、無理しない範囲で更新していきますのでたまに覗いてみて下さい。
宜しくお願い申し上げます
では