今日は久々?な感じで朝から雨ですね。
午後から順次回復傾向との事で、春の嵐になならずに済みそうで一安心です。

今日は先日完成した川口市に在るバードショップ ナガシンさんの鳥舎新築工事の御紹介をさせて頂きます。
お店はインコ・オウムの専門店で、自家繁殖されたインコと飼育用品の販売をされているお店です。
店主さんとは旧知の中で、そもそも我が家でも文鳥とインコを飼っているので以前からお世話になっていました。
以前にもこのブログで棚の設置などをご紹介した事も有ります。→こちら
概要としては、古い鳥舎の解体後に鉄骨造で巾4mx奥行き4.5m高さ約3mの鳥舎を2棟新築の御依頼です。
この位の規模になると鳥小屋と云うよりも鳥舎や禽舎と呼ぶべきかと思います。
2月末頃から着工し、先日お引き渡し出来ました。
冬の寒さ、夏の暑さ対策と日常管理の利便さを考慮して設計し、使う側と造り手側の意見を摺り合せ工事に着手しました。
以下、工事の順序毎にご紹介していきます。
解体工事は割愛させて頂きまして、基礎となるコンクリートの打設が済んだ状態。
その後、構造体となる鉄骨部材の搬入です。
基礎にアンカーボルトで固定し、各部材を組上げていくと大まかな外形が見えて来ます。

内部は作業スペースと飼育スペースに分かれ、飼育スペースはさらに3分割。
その後、折半屋根を施工し、塗装屋さんが塗装作業を進めていきます。
外部はポリカーボネート製の波板と亀甲金網で囲います。
亀甲金網はホームセンターなどでは販売されていない物で、線径は15o、巾も1.8mの特注品を使用し、網の繋ぎ目を造らない事で飼育されている鳥や外部からの動物(カラスや猫等)にも破壊されない丈夫な仕様としています。
その分施工に手間取りましたが、人が体当たりしても壊れそうにない位に頑丈な出来上がりとなりました。

開口部はアルミサッシを取り付け、上部には換気を考慮し、ジャロージを各棟6台取付てあります。
作業スペースから見た飼育スペース
この後棚や止まり木を固定し、備品の加工を済ませ巣箱を入れる準備のお手伝いをしました。
そして冬の冷気の他、突風や雨対策として、ポーリカーボネイト製波板を使った取り外し式の外壁部材を製作。
画像は2枚だけ取付た様子ですが、1棟に付き17枚、計34枚製作しました。
亀甲金網部分全てに外部レールを取り付けて、その溝にピッタリ嵌る様に造って有ります

全部嵌めると風の吹込みは無くなり、今時期でも暑い位で温室の様になります。
私の経験としても初めての鳥舎でしたが、この大きさの鳥舎はもう2度と関われないと思います。
経験したことが無い仕事でしたが、新鮮で楽しい案件でした。
知恵を絞って色々御提案させて頂きましたが、これからはメンテナンスを兼ねて経年の変化をじっくり観察して行きたいと思っています。
これからインコ達の本格的な繁殖シーズンなので、この鳥舎がフル稼働してくれると良いんですが・・・

そんな友人の経営するお店の御案内です。
バードショップ ナガシン HPはこちら
また入荷情報等はお店のブログでも見る事が出来ます。 ブログはこちら
状態の良いカワイイ鳥がたくさんいるお店です。
川口オートレース場近くのコジマ電器のお隣です。
お近くに御用の際は是非お立ち寄りください。

すごいですね。
実はナガシンさんちのセキセイに惚れてしまい、バードルーム作るか、禽舎作る悩んでます。
かわいくて、きれいで、お茶目で、せっかちなセキセイインコと快適にくらしたいです。
はじめまして。
お返事遅くなってしまい、すみませんでした。
ナガシンさんにご指摘頂くまで気がつきませんでした。ごめんなさい。
ウチもセキセイは4羽いますけど、チョコチョコ忙しそうで見ていて飽きませんよね。
去年の秋口にナガシンさんから雛でお迎えしたんですが、そろそろ繁殖にチャレンジしてみようかと思っています。(ちょっとまだ早い気もしてますが・・・。)
禽舎を造らせて貰いながら、ウチの鳥たちもこういう環境で飼ってあげたいなぁ〜と思ってましたが、家にそんなスペースも無く籠が増えるばかりで・・・ですが、いつかは実現してみたいと思っています。
ナガシンさんからは「造っちゃえば良いじゃん」って言われますが、普通の家庭環境ではそう簡単では無いですからね・・・。
掃除のし易さや飼育環境と人間の住環境を考慮したバードルームも私なりに考えていますし、禽舎にしてもセキセイ用なら構造的にももっと簡単に作れると思うので、宜しければご相談頂けたらと思います。
お返事遅れて申し訳有りませんでした。