関東も梅雨明けしていよいよ夏本番ですね。
今日も猛暑日らしいので、水分補給をしっかりして熱中症予防に努めたいと思います。
皆さんもお気を付け下さい。
今日はM邸の3階部分、子供部屋の御紹介をさせて頂きます。
私が思う子供部屋の必要要素は、開放的で子供の成長を阻害しない健康的な環境、子供の可能性を伸ばしてあげられる様な「器」をイメージして造り込み過ぎないように心掛けています。
日当たりや風通しは勿論、プライバシーを確保しつつも閉鎖的になり過ぎない子供部屋としての機能と同時に、子供部屋として役目を果たした後の使い道等、有る程度の汎用性も考慮しておく必要も有ると考えています。

まずは子供室A
入口ドアからの眺め。
部屋の大きさは6帖ですが、色使いや勾配天井による空間の好影響で実面積以上の解放感が有ります。
左側がクローゼット 右側が入り口ドアです。
建具の高さは2400oとしています。
通常一般的な建具は高さ2000oなので、それらに比べるとかなり縦方向の広がりを感じる造りになっています。
天井高は2700o位から緩やかに2400o弱へと変化していく勾配天井です。
クローゼット内部
御要望を反映し、ご使用予定の樹脂製ストッカーの寸法に合わせて中段位置を決定。
可動棚も設置し、汎用性も考慮してみました。
続いて子供室B・C
この部屋は将来的には区切って2室とする可能性が有りますが、まだ末の子が小さいので連続した部屋として造らせて頂きました。
まずB室側。
部屋の大きさは6帖間を横並びに配置。
入り口ドアも2か所、収納も2か所づつ造っています。
B室側は斜線規制の関係で、向かって左側のベランダ側の一部は天井高が2300o程ですが、その他の部分は小屋梁を一部露出させて天井高さを2550oまで上げつつ、意匠的にも変化を持たせて躍動感を与えてみました。
収納は奥様の「布団の収納場所にしたい」とのご要望からシンプルな形としています。
続いてC室側。
天井は高さ2500oから約3000oに変化する勾配天井とし、収納も扉の開け閉めに支障が無い範囲で最大限の高さとしています。
収納内部。
一部階段の上部となる為、床から850oの所まで塞がっています。
ここも樹脂製ストッカーの寸法に合わせて中段位置を決定し、上部は可動棚としています。
最上部の収納は脚立等を使わないと使用出来ない為、使用頻度の少ない物や箱モノの収納場所として棚の設置はしませんでした。
B、C室合わせて12帖ですが、天井の意匠や部材の色合い、光の取り入れ方等の関係で実面積以上の広さを感じる部屋になっています。