2014年06月13日

道具屋さんの事。

こんばんは 草間です。

この所雨続きで、外仕事が捗らずにちょっと困っていますあせあせ(飛び散る汗)
梅雨なので仕方ないんでしょうが、天気予報よりも悪い事が多くて困っています。
ちょっとゆっくりペースで仕事の筈が何だかんだと忙しく、あちこち走りまわっている今日この頃です・・・。

さて、今日は久しぶりに道具の話でもしてみたいと思います。

私の仕事のスタイルは世間一般の工務店さんと比べると手道具と呼ばれる昔ながらの鉋、鑿、鋸を多く使います。
もっともっと深く追求されている工務店さんや堂宮大工さんに比べると頻度は少ないかも知れませんけど・・・。
自分の周りを見渡す限りでは結構、手道具を多く使っている方だと思います。
勿論、電動工具や釘打ち機・コンプレッサーと云ったエアー工具も使いますが、私の中での相棒と呼べる道具はやはり鍛冶屋さんが鍛えた道具達なのです。

若い頃は効率や作業スピードばかりに気を取られて、電動工具やエアー工具一辺倒だったんですが、足立区の在る道具屋さんを知ってから道具を仕立てる楽しさやそれらを使った仕事に強く興味を持った事で今の仕事の方向性を見出すことが出来ました。

手を掛ける事の大切さ、その時間の流れでしか感じる事の出来ない木と云う素材の潜在能力。
効率やスピードばかりに追われて大工として大事な事を見落としていた事に気が付きました。

この素晴らしい潜在能力をお客さんにも伝えていきたいし、一緒に造り上げて喜びを分かち合いたいと云うのが今の私の家造りの根幹になっています。
勿論、父から受け継いだ草間工務店としてのスピリットや様々な実務の経験値、職人仲間や協力業者に恵まれている事、何よりお客様に恵まれている事を自分自身、事有る毎に思い返して感謝の気持ちを忘れずにいます。

4月上旬、お世話になった足立区の道具屋さんの親父さんが他界されました。
とてもショックでしたが、親父さんから教わった様々な事、今の建築業界で忘れ去られてしまいつつある道具の文化の一端を自分が伝えていけたら良いなと思っています。

身の回りの大工仲間には技術的な事、お客様には道具によって引き出された木の素晴らしい魅力と云う形で伝えていく事で少しでも親父さんへ恩返し出来たら嬉しいです。

親父さんに仕上げ直して貰った鑿(鑿そのものも数十年前に親父さんが鍛えた物です)

IMG_2892.JPG

ではexclamation
posted by kusama at 19:18| Comment(0) | 道具や工具
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