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2011年07月15日

アフリカンパトック 無垢板 座卓製作

おはようございます 草間です。

毎日暑くて大変ですね。
私も何とか日々無事に乗り切っていますふらふら

皆様も水分補給をしっかりしつつ体調管理にお気を付け下さい。

今日は日頃から公私共々お世話になっている当社の基礎屋さんに納めた座卓製作の様子を御紹介させて頂きます。
事務所で使われるとの事で、巾45cm長さ1,2m高さ40cm位の物を御入用との事。
材種や意匠はお任せとの事でした。

と云う事で、樹種は手持ちのアフリカンパトックで作ることに決定。
赤みが強い見栄えのする高級感が有る材です。
以前このブログで少し御紹介した事が有ります↓
http://blog.kusamakoumuten.com/article/45271503.html
 
アフリカ原産のマメ科の樹木で、重硬で装飾性の高い材料です。

まずは3m程の材を1250ミリ程度にカット。

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ここから板の割れや脚等の部材の寸法を考慮して幅もカットし、裏面の基準となる面を造って行きます。

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両端の捻じれと歪みを取ったら表面をプレーナーに通して平面を造って行きます。
今回はプレーナーに通せる板幅なので、この工程は一気に捗りまするんるん

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ひっくり返して厚さを決めて捻じれや歪みの無い2面が出来上がっていきます。

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脚やその他部材も同じように加工。

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ここからは他の作業や現場の合間に少しずつ作業を進めたので画像が無いんですが・・・
いきなり出来上がりひらめき

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こんな感じで〜わーい(嬉しい顔)
今回も塗装まで私が手掛けています。

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なかなか良い艶が出せたと思います。
天板はウレタン系塗料を7〜8回位研磨と塗装を繰り返しました。
時間と手間は掛りましたが、出来上がりは納得出来るのもになったと思います。

私の場合、専業で家具を造っている訳では有りませんので、製作時間に余裕を頂けるのであればお求め易い価格で御提案する事が出来ます。
御検討中の方がいらっしゃいましたら、是非お問い合わせください。

お問い合わせフォーム↓

http://kusamakoumuten.com/contact.html
posted by kusama at 06:31| Comment(0) | SHOWCASE(作品事例)

2011年06月29日

八潮市 そば処やぶ様 店舗トイレリフォーム工事

こんばんは 草間です。

この所、暑かったり肌寒かったりで体調管理に気を使いますね。
皆さんも風邪などひかれぬようお気を付け下さい。

さて今日は先週施工させて頂いた八潮市のやぶ蕎麦様での店舗トイレ改修工事の様子をご紹介させて頂きます。

こちらのそば処やぶ様は約20年ほど前に父が施工した鉄骨3階建ての大きなお店です。
私も駆け出しの小僧大工として一緒に作業した思い出多いお宅です。
1階、2階が店舗、2階の一部と3階が住居部分となっています。

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今回は1階店舗部分の男性用、女性用トイレの便器を和式から洋式へ変更し、手洗いスペースとの間取りを見直す事でより格調の高い風合いとするべく、改装する事となりました。
御年配のお客様も多い事から、足腰に負担の少ないより清潔感のあるトイレへの変更と云う部分も大きな目的です。

以下、作業進捗の様子です。

従来までのトイレです↓

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完全に同じ間取りで男女各一室づつの計2室を全面改装します。
解体工事進行中↓

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器具は勿論、床や壁も一度全て取り壊します。

一通り解体作業が終わり、新しい器具に合わせて配管の切り廻しが終わった状態。↓

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その後、壁の下地材を貼り、洗面台造作家具のキャビネットを設置し、タイル工事の段取りへと移行していきます。↓

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家具本体は勿論、建具も当社で製作しています。ひらめき
今回は塗装まで手掛けてみましたが、かなり良い出来具合で仕上げる事が出来ました。

床のタイルが貼り終えた様子↓

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300ミリ角の黒いタイルです。
日常の清掃等使い勝手を考慮して、壁の下方10センチもタイルを貼ります。
この後タイルの目地を詰めてタイル工事は完成です。

そしてカウンター材である430年生の杉板と衛生機器類の取付↓

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カウンター製作の様子もご紹介ひらめき
まず素材は以前このブログでもご紹介させて頂いた430年生の杉板↓

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これをカウンターの実物大の型板に合わせて木取りをし、墨付けをしたら大型電動丸鋸でカットパンチ

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右の機械では切り込み深さが足りないので、左側の機械でカットして行きます。
ちょっと勿体無く思いましたが、そこは思い切り良くズバッとexclamation×2 ↓

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ここから更に手洗器やハンドドライヤーに合わせて加工しつつ表面の荒加工をしていきます。
以前ご紹介した大きい電気鉋の再登場るんるん

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左側の機械で大まかに平面出しをして右の小型の機械で細かい修正をしていきます。
機械での加工が済んだら手仕事で鉋を掛けて木肌の艶を出し、その後に細かめのサンドペーパーで表面をサラッと馴らして塗装馴染みを良くしておきます。
そこまで終わった状態が↓

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次は塗装工程です。
本来は塗装業者さんにお願いする所かと思いますが、私自身、車やオートバイが好きで塗装も自分で手掛けて来たので、塗装工程の時間も充分に取れるし、塗装屋さんも忙しく都合が合わなかったので、今回は自分でチャレンジしてみる事にしましたひらめき

まず目止めという木の繊維に塗料が必要上に吸い込まれるのを防ぐ工程を1度、中塗りの刷毛塗り工程を2度塗ります。
その後、充分乾燥を待って320番のサンドペーパーでサンディングし、表面の平滑度を高めていきます。
塗料はウレタン塗料を使用しました。↓

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ペーパーの目詰まりに注意してこまめにペーパーを交換しながら根気良く表面を整えます。
そして素地が綺麗に整ったらスプレーガンで塗料を均一に載せていきます。

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塗り終わり、家具部分と仮組みしてみて問題無いかの確認。
後は現場での微調整で済む筈です。

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キャビネット部分も全て同様の工程で塗装済みです。
以上が作業場での下準備工程です。

以下現場での状況に戻ります。

手洗器とハンドドライヤーを取付し、クロスを貼る工程へと移行します。

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クロスが貼り終わり、便器も据えて手摺も取付ました。
細かい仕上げ作業をし、清掃をすれば完成となります。

男性トイレ

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女性トイレ

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杉の天板も柾目で木目がくどくなく、「和」を主張し過ぎずに良いバランスだと思います。

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今回の工事は男女2室のトイレ改装と云う事で、4日間の休業をして頂いた間での作業となりました。
作業場での事前準備も含めると8日間弱位の工程だったと思います。
チャレンジさせて頂いた事も多く、私自身期待感を持って取り組んだとても楽しい改装工事でした。
竣工後20年と云う歳月の中で変わらず当社を選択して頂いた事にまず感謝し、更には出来上がりに喜んで頂けた事に私自身とても充実感を覚えました。

今後はそば処やぶ様のお客様に使って頂いていく中での様子もお伺いし、問題点が無かったかどうか検証して行きながら経年の変化も観察して行きたいと思っています。

折角なのでお店の御紹介をさせて頂きます。

八潮 そば処やぶ

〒340-0816
埼玉県八潮市中央1丁目4−3
048-998-2122
営業時間 AM11:00〜PM9:00
定休日 毎週水曜日

MAP  http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E5%85%AB%E6%BD%AE%E5%B8%82%E4%B8%AD%E5%A4%AE%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%94%E2%88%92%EF%BC%93&lr=lang_ja&rlz=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl

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どのお品を頂いても美味しいお店です。わーい(嬉しい顔)

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大駐車場や広いお座敷も完備されていますので大勢の方での宴会や御来客でも安心してご利用頂けます。
是非お立ち寄り頂き、美味しいお蕎麦をご賞味ください。ビール

posted by kusama at 17:55| Comment(2) | SHOWCASE(作品事例)

2011年02月05日

屋上防水改修工事

こんばんは 草間です。

今週月曜日より開始していた防水改修工事が完了しました。

現場は川口市内の工業地域に有る鉄製品の加工業をされているS様です。
建物は鉄骨造で造られているのですが、大きな鋼材を場内クレーンで移動する為、振動や揺れが常に起きている状況です。

それに加えて経年での劣化も有り、漏水が起きてしまっていました。
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工事前の状況としては、ALC下地にアスファルト防水、その上にシート防水が施工されている状況でした。
どちらも下地に対して全面接着するタイプの防水工事で、一般的な工法と言えますね。

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しかし、そもそも一層目のアスファルト防水が下地から剥離し、シート防水層ごと大きな気泡状態に・・・。
また前述した通り振動や揺れ、また経年劣化による樹脂部分の亀裂から漏水していると判断しました。

そこで今回は工法は絶縁工法と云われるものを提案させて頂きました。
下地と全面接着せずに防水層を構築する工法で、建物の動きに必要以上に追従せずに部分固定による防水層を構築する工法です。

今回は三星の「ビュートップ」と云う製品で施工させて頂きました。

以下、工法・工程のご紹介です。

まずポリエチレンシートを敷設し、塩ビコーティングされたディスクプレートで下地に固定。
また外周部は同じく塩ビコーティングされたL型アングルでシートを固定します。
これは後に敷設する塩ビシートと下地を面で接する事が無い様にする為の工程です。

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その上に専用の塩ビ製シートを敷設します。

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その後、先に施工したディスクプレートとL型アングルの上から超音波を発生する機器で熱を加えます。
要はIHクッキングヒーターの簡易版みたいな感じの機器ですひらめき

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そうすると、部品にコーティングされた塩ビとシートの塩ビ成分が溶着し、躯体に位置固定されると共に、防水構造を形成します。
シート同士の接合は専用の溶剤で溶着し、さらに目地を溶剤と目地材を混合した溶液でコーティングします。

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そして完成です。

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今回の様な特殊な条件(揺れや建物の構造)の建物だけでなく、一般的な建物にも利用可能な工法であり、官公庁でも多く採用れている工法です。
一般の戸建住宅には不向きかも知れませんが、ビルや工場等の屋上や陸屋根には選択肢の一つとして有用だと思います。
当然ですが、メーカーと施工会社連名の10年保証で保証書が添付します。

長々と書いてしまいましたが、今回の工法は理に適ったとても良い工法だったので紹介させて頂きました。
施工面積にもよりますが、従来の一般的な工法に比べてもコストも大差有りません。

専門用語が多くて分かりにくい文面かと思いますが、防水部分の改修をお考えの方は是非ともご検討頂きたい工法です。
posted by kusama at 22:11| Comment(0) | SHOWCASE(作品事例)

2011年02月02日

勝手口踏み台製作

こんばんは 草間です。

御近所の方から勝手口の段差が有り過ぎて危ないとの事で、踏み台を造って欲しいとお話を頂きました。

丁度作業場で加工していたので、在庫している部材で材料を用意して昨日の内にM邸で組み立て。
今日午前中に納品して来ました。

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ランバーコアと云う30ミリの材料で下地となる箱を組み、24ミリ厚のタモの板を前面と上面に固定しました。
タモ板は鉋で表面を仕上げた後にオスモのクリアを塗って有ります。

設置個所がモルタル土間で不陸な状態だったので、高さを調整できる脚を箱の四隅に埋め込みました。
設置後の画像を撮り忘れてしまったのが残念ですが、安定具合、設置のクリアランスもバッチリで我ながら良い出来栄えでした。わーい(嬉しい顔)

今回の様なちょっとした事でも声を掛けて頂ければ精一杯頑張ります。るんるん
住まいの事でお困りの事が有れば是非ともお問い合わせください。
posted by kusama at 20:21| Comment(0) | SHOWCASE(作品事例)

2010年12月30日

トイレ機器交換(リフォーム)

おはようございます。
草間です。

今日も寒い朝ですね。
昨日で現場の方は終わりまして、今日は作業場の片付けをして来ます。
夕方から天気が芳しくない様なので早く終わらせたいと思います。

表題のトイレ機器交換です。
築13年 機器類も当時のものです。

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一見、問題無さそうなんですが、便座可動部の部品が欠損しています。
また脱臭機能部の異音も少ししています。
部品も手配しにくくなっていますし、使用水量等最近の機器類の進化は目覚ましいものが有り、勿体無いのですが便器から便座まで交換する事にしました。

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今回の事例では壁紙や床材の新調はせず、器具のみの交換で済ませました。
既存配管の位置や現況の状態が良好な場合は最小限の工事で機能部の変更が可能です。

今回はタンクレスタイプの便器なので手洗い器もセットになっているタイプを選定。
この機器は手洗い部と便器部の給排水を既存の便器の給排水1系統で賄える優れモノでなかなかお勧めです。

今回の使用機器 INAX サティスリトイレ 給排水統合SRY6DA66タイプ
posted by kusama at 07:58| Comment(0) | SHOWCASE(作品事例)
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